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執筆者の写真ぐらし ひがしおおみや

令和な暮らしインデックス

更新日:2020年11月7日


世界を席巻する韓国エンターテインメント


皆さんは韓国の人気ポップグループ、BTSを知っていますか?彼らはあの全米音楽チャート・ ビルボードで、今年8/31付総合シングルチャートで1位を獲得しました。アジア出身アーティストの1位は、あの坂本九の「SUKIYAKI」以来、57年ぶりの快挙。メンバー全員、ダンスをシンクロさせながらボーカルにラップと歌も上手く、個性的なファッションといい、世界に通用するのもうなずけます。思い起こすと今年2月、世界中が最も注目する映画の祭典、アカデミー賞(オスカー)の作品賞を獲ったのも、韓国映画の「パラサイト」でした。いつの間にか「サムスン」や「LG」、そして「現代自動車」が世界のTOPシェアに仲間入りしたように、韓国の世界戦略はエンターテイメントでも発揮されていますよね。そして、近頃のハリウッドの活気の無さといい、これまで欧米中心だった世界が崩れていっているような気がしませんか?


20年後の世界の中心

 「国連は今世紀末の人口予想について、アメリカとヨーロッパ大陸ではほとんど人口に変化はないが、アフリカ大陸では約30億人、アジア大陸では約10億人ほど人口が増えるとし、その予想が的中すれば次の20年間で世界の市場の中心は、現在の大西洋周辺からインド洋周辺に移るだろう。」ちょうどこんな話を私は「FACTFULNESS (ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」という書籍で読みました。スウェーデン生まれの医師であり、教育者、そして世界各地で講演を行ってきたハンス・ロリング氏を中心に、2018年に発刊されたこの本は世界中で大反響を呼び、昨年1月に日本語版も出版。“ファクトフルネス”(事実に基づいて世界の現状を正しく見ること)、という言葉が気になって、書店で見かけては何度も手に取りながらも、約400ページある本のボリュームが私にとって大きな壁となっていたのですが…


ファクトフルネスを習慣化する

そんな私がついに覚悟!?を決めて購入したのは、第一に春からの緊急事態宣言を経て、「新しい生活様式」が唱えられたりと、この半年で私たちの日常が大きく変わったことにあります。この変化は日本だけでなく世界各地で起きていて、感染症の他にも各地で発生している豪雨や地震などの自然災害に対しても、これからは国を超えての協力体勢が必要不可欠であり、その前提として「世界を知らないと!」と思ったから。加えて、“ソーシャルディスタンス”と言われるように人と距離を置いたり、家族以外との接触機会が減っている一方、データや情報は絶え間なく私たちを取り巻く今の状況下です。一説にはインターネットの普及によって、現在私たちが1日に触れる情報量は江戸時代の1年分とも言われていわれています。それだけの情報を受け取るだけでも、我々の脳は相当なストレスにさらされていることかと。その上、流れてくるニュースといえば、インパクトがあるネガティブなものが多いように思われます。流れてくるままに、ただ情報を受け取っているだけでは、心配や不安で身動きが取れなくなるかも知れません。そのような場合に、ファクトフルネスを理解し習慣づけることで、その応用として情報についても正しく捉えることが出来るようになるのではと思うのです。自分にとって必要な情報を取捨選択すること、得た情報をどのように受け止め、行動していくか…というように、今を生きる私たちにとって、溢れるデータや情報との付き合い方は「人付き合い」同様に大切なことではないでしょうか。この本の冒頭には“世界の事実に関する13問のクイズ”が載っています。私は自分が思い込んでいた世界と、今の状況とではまるで異なるということに愕然。例えば人々の貧富の差は激しい認識でいましたが、実際は大半の人は中所得国にいるとのこと。このクイズには例え優秀な人であっても多くの人が間違えるそうで、どうやら私たちはかなりドラマチックに世界を見て理解しているようです。本書を読むにはなかなかの根気が必要になるので(笑)、別に示した私たちに備わる「10の本能」を参考にしていただき、世界や様々な物事に対して事実に基づく見方が出来るよう役立ててもらえたら幸いです。                     鎌田






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