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執筆者の写真ぐらし ひがしおおみや

吉田パン

更新日:2020年11月7日

『焼いて!』『作って!』の声に応えたい



東大宮まるマルシェでもおなじみの吉田パン。「1日3食パンでも生きていける」無類のパン好きである彼女にお話を伺った。

「パン屋さん」というよりも「パンを焼く人」として吉田パンを知ってもらいたいという。

春は「桜」を使った“桜あんぱん”、秋には「栗」とアーモンドクリームの組み合わせなど、季節感を大事にパンを焼いている。


パンを焼き始めたのは6年前。今は加須にカフェを構える「ヴィーガンおやつとパンこぐま堂」さんが当時東大宮で開催した、「パンとお菓子の教室」に参加したことがきっかけだ。

「作って食べたら、すごく美味しくて。何より衝撃的だったのがパンの作り方。」

ご実家ではお母様もパン作りをしていたが、試験に合格するため細かな決まりに沿って、何度も同じものを焼くという姿を見て、これは自分には出来ないと思った。材料・分量・成型まで同じでも、作る人によって全然違う仕上がりになるが、こぐま堂さんは「それ全部が正解だよ」と。その一言でイメージが一変した。



小麦粉は北海道産「キタノカオリ」

国産という安心感と、ほかと比べても美味しさが抜群だったのが決め手だ。少し黄色味がかって、甘みがあり独特な粉。繊細で栽培が困難、将来的には手に入らなくなるとも言われている品種だそう。そして、吉田さんのパン作りに欠かせないのが“自家製酵母” 主にオーガニックレーズンを用い、ほかに旬のフルーツ、ローズマリーなどのハーブでも酵母を起こせ

るという。そして、吉田さんのオススメはなんとミニトマト!酵母液だけでなく、実ごとパンに練りこんでフォカッチャを焼くとすごく美味しいという。生地に練り込む素材は、旬の国産ものの他、自然のなかで育ったフルーツも。




写真左 毎年冬に焼くシュトーレンは、プレーンとショコラの2種類。販売開始は、InstagramとFacebookを要チェック!

実は冷やしても美味だという。来年は、マンゴー・パパイヤなど南国のドライフルーツを使ったサマーシュトーレンも構想中。






写真右 左からデラウエア、プルーン、オーガニックレーズン、巨峰の酵母

瓶の中のシュワシュワした酵母の息づかいに耳を澄ましてしまった。












吉田パンのこれから



「みんなからの『焼いて!』『作って!』っていう声に応えていきたいな。多分想いはシンプル。美味しいと言ってくれる人がいて、焼ける環境があって…それがどんどん循環していればもうそれで十分かな」と、私がオーダーした食パンを包装しながら話してくれた。







<お問合せ>

☎ 090-6536-7616






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