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  • 執筆者の写真ぐらし ひがしおおみや

丸ケ崎自然農園

見沼区丸ヶ崎でのびのび育った【無農薬無肥料自然栽培のお米】


東大宮駅東口発アーバンみらい(春野図書館)行きバスで20分

ファミリータウン入口バス停のそばに広がる田んぼの一角で、たくさんの人が関わり合い育てているお米。それは、食べると心が満たされるような味わいの、美味しいお米です。



東大宮のおいしいお米

東大宮の美味しい自然栽培米で有名な「丸ヶ崎大西農園」さんが、2020年の作付けを最後に引退されました。大西さんは、2008年に「さいたま丸ヶ崎自然農の会(自然農を学ぶ場として活動している団体)」に出会ったことをきっかけに、自然農での稲作や野菜作りを学び、2011年から10年間稲作をしてきました。

品種はコシヒカリ、ササニシキ、ササシグレのほか黒米、赤米、香り米など。さっぱりとして冷めても味わい深く美味しいと、一般家庭だけでなく飲食店からも人気でした。

その大西さんの田んぼを絶やさないよう、想いと米作りを引き継いだ佐々木さんに、お話を伺いました。



大西さん(左)と佐々木さん(右)田んぼにて

パラレルキャリアでの稲作は使命

佐々木さん(1975生)は香川県の農家出身で、幼少期は農作業を手伝うのが当たり前でしたが、農機具に触れるようになると機械に興味がわき、大学卒業後は上京しエンジニアに。農業とはかけ離れた職に就いたものの、結婚を機に埼玉に来てからは、自然な流れで農業に携わるようになったそうです。

2015年に「自然農の会」に所属し、大西さんとの交流を深めました。

現在は都内で保険関係の仕事に従事しながら、パラレルキャリア(本業以外の仕事・社会活動)として稲作に取り組んでいます。

田んぼを引き継ぐにあたっては、かなり悩んだという佐々木さん。

「農業は自然に合わせて作業をしなければならず大変。地域との繋がりもあり、始めたらすぐに辞めるわけにはいかない。会社員との両立ができる範囲で、自然農の会のメンバーと協力しながらならできるかもと心を決めた。家族の理解や、仲間たちが快く力を貸してくれることが有難く、これは使命かなと思っている」と話してくださいました。



無農薬なだけじゃない!大勢の手が加わる自然農の良さ

無農薬の田んぼは、草取りがメインの作業。

機械では条間しか除草できず、株と株の隙間は素手でひたすら取っていく。

気が遠くなるような作業なのに、手伝ってくれる方がたくさんいて助かったとのこと。なんと総動員数は100名以上というから驚きです。

「たくさんの方々によって手入れされた稲は、キラキラ気持ちよさそうに輝いて見える。田んぼに懸けられているエネルギー量が慣行農とは断然違うとおもう」と佐々木さん。

肥料を使って大きくなった米は粒が大きいけれど、自然栽培米は小粒で、味もスッキリ。敏感な体質の方にも受け入れられやすいそうです。

「大西農園のファン、携わってくれた方、身近な方々に食べてほしい。給食で食べてもらったり、おむすび屋さんもやってみたい。いろんな方に興味を持ってもらって、自分も携わってみたいと思ってもらえたら嬉しい。」

佐々木さんの田んぼで地産地消の循環を感じました。


仲間と初めての収穫


【 自然栽培の田んぼの一年 】

3月   ハウスの中に、木枠とビニールで、苗の育成に必要なプールを作る

     種籾の脱芒(だつぼう)

     籾の塩水選(えんすいせん)

     籾の温湯消毒(おんとうしょうどく)

4月   種まき、育苗

5月   代掻き、田植え、草取り

6~7月 田植え後はひたすら草取り

9月   稲刈り(乾燥、籾摺りで玄米にする)



作業いろいろ

種籾の脱芒

>>> のげ取りともいう。機械で籾のヒゲを取り除く作業。

   買った籾はヒゲが除去されているが、自家採取では自分で行う。

塩水選

>>> 種を選別する方法のひとつ。

   種籾を塩水に入れ、沈んだ(比重が大きく充実した)ものだけを採用する。

温湯消毒

>>> 農薬を使わず籾を消毒する作業。

   60℃程度のお湯に籾を入れた後に冷やす。

代掻き

>>> 田んぼに水を張って、土を細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、苗がムラなく生育するうに土の表面を平らにする作業。


 


<取扱店舗>

見沼区丸ヶ崎1856(田んぼ付近)



佐々木さん

<問合せ>

丸ケ崎自然農園 佐々木

電話・FAX 048-617-0893


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